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教育分野ガイド 基礎医学領域 臨床医学領域

臨床医学領域
 
 形成外科学
当科では形成外科全般の診療を行っています。顔面外傷、瘢痕(きずあと)、ケロイド、やけど、皮膚良性腫瘍・悪性腫瘍、マイクロサージャリー、悪性腫瘍摘出後の顔面再建、乳房再建、顔面神経麻痺、あざ・血管腫(各種レーザー治療、硬化療法)、顔面骨骨折、先天異常、眼瞼下垂症、褥瘡・難治性潰瘍など各種疾患の治療が可能です。
 
 へき地医療学<寄附講座>
現在、医師不足が社会問題となりマスコミで連日のように報道されています。実数が減ったわけではなく、医療が専門分化され高度化した結果、一人の患者を治療するのに複数の医師が関与するようになったことも関連しています。この事態を打破するため総合医が提唱されています。総合医の役割とは専門医や医療チームの中心で患者に寄り添って存在し、医療をマネイジメントしていくことです。まさに患者中心医療の立役者といえます。どんな人にも合わせられるコミュニケーション能力、リーダーシップが要求され、知識欲が旺盛な人に向いている職種です。一 方、地方や過疎地においては、救急医療からリハビリテーションまで、小児から老年医療までといったまさに人生の全てをみていく仕事であり、非常にチャレンジングな仕事です。医師という職業を通じて地域に貢献し、生命や人生を見つめていくことは医師自身の人生にもこの上ない充実感をもたらします。
 
 消化器内科学
消化器内科では、各種消化器疾患の診断と治療、基礎・臨床研究を行っています。食道癌、胃癌、大腸癌、胆道癌、膵臓癌、肝臓癌などにおいては、内視鏡や超音波を用いた各種検査、内科的治療(内視鏡的粘膜切除術、内視鏡的粘膜下層剥離術、胆膵内視鏡治療、経皮的ラジオ波焼灼術、癌化学療法など)を行うとともに、放射線科や外科と共同で集約的検査・治療に積極的に取り組んでいます。また、潰瘍性大腸炎、クローン病などの難治性疾患を対象とし、高度先進医療による診断・治療ならびに基礎・臨床研究を行っています。
 
 眼科学
我々が幸福な人生に過ごすためには良好な視機能は無くてはならないといっても過言ではないでしょう。視機能のメカニズ解明し、そしてこれを脅かす眼疾患の治療法を確立することは多くの人々に幸せをもたらします。医学の道を目指している方は是非、やりがいのあるこの領域を選んでいただきたいと思います。
 
 血液内科学
成人の体内では約5リットルの血液が全身を隅々まで巡っています。すなわち血液は人体の形なき最大臓器なのです。また、病院で血液検査を受けられたことがあると思いますが、多くの体内臓器の機能的変化が血液検査でわかり、血液は体の調子や警告を映す鏡とも言えます。一般になじみ深い「貧血」から、血液のがんである「白血病」まで、皆さんがよく耳にされる病気を血液内科で幅広く扱いますが、形なき臓器であるがゆえに手術で切り取ってしまうわけにいかず、内科医にしか扱えないという特徴があります。抗癌剤の使用や骨髄移植なども含め、診断から治療、各臓器への副作用や合併症対策、精神面のケアなどあらゆる分野に関する知識を駆使して人間全体を治療する科なのです。また、血液内科医は生命科学のトップランナーとも言われ、分子生物学など最先端の研究成果が最も早く臨床現場に持ち込まれ、医学の進歩をリアルタイムに肌で感じることができます。
 
 産科婦人科学
女性のwell-being向上に寄与することを目的として、 生殖内分泌、不妊・不育、周産期医学(胎児診療、ハイリスク妊娠管理)、更年期医学、婦人科腫瘍学の各領域で 実地診療に従事し、基礎的、臨床的研究を行っています。常に実地臨床での疑問を基礎的に解析し、得られた基礎的知見を実地臨床にフィードバックすることを目指しています。研究面では特に、女性生殖細胞の増殖・分化・アポトーシス調節機構、妊娠中毒症の病態生理、胎盤トロホブラストの浸潤能調節、サイロスティムリンの構造解析、リラキシンの胎盤および子宮内膜における機能解析、性ステロイドによる子宮筋腫の発育調節、子宮内膜症・子宮筋腫・子宮体癌における遺伝子多型解析、経皮的骨盤灌流化学療法による進行子宮頚癌治療について研究を進めています。次の世代を担う若い諸君の産科婦人科学分野への加入を心より期待しています。
 
 口腔外科学
口腔外科学分野は医学と歯学の境界領域に位置し、顎・口腔領域に発生する疾患の診断や治療に関する研究を行っている。具体的には口腔癌・顎変形症・口腔感染症などの疾患を対象とし、インプラントやレーザーなどの治療法、また培養粘膜や培養骨といった再生医学などの研究にも力を入れている。附属病院においては、歯科口腔外科の診療科名の下に、口腔外科を中心としながらも矯正歯科や有病者歯科医療などの一般歯科診療も行っている。
 
 薬物動態学
当教室では、患者さん個々について、遺伝子関連情報を解析し、患者さん個々に最も適した薬剤と用法用量を決定できる薬物治療法、いわゆるテーラーメイド薬物療法の確立を目指しています。現在まで消化器内科領域、小児科領域、泌尿器科領域における薬物治療を主な対象として、薬物代謝酵素、薬物輸送担体などの薬物体内動態を規定する因子と、薬物の治療効果や副作用発現に関与する各種の因子について検討しています。治療効果や副作用に影響を与える様々な因子をコードする遺伝子の型を解析する、もしくは生検組織や血液成分中における遺伝子発現量の解析を行い、薬物体内動態もしくは薬物治療効果、副作用発現との関連を解析しています。
 
 耳鼻咽喉科頭頸部外科学
耳鼻咽喉・頭頸部外科の守備範囲は、内耳性難聴、平衡機能障害、顔面神経麻痺などの神経耳科学的分野、中耳疾患・鼻副鼻腔疾患・喉頭疾患などの機能再建外科的分野、そしてダイナミックな頭頸部外科と多岐にわたります。きっとどれか一つ、貴方が主役となれる得意分野が見つかるはずです。
 
 脳神経外科学
脳神経外科は人体としての要である中枢神経(脳及び脊髄)系に発生するあらゆる腫 瘍(良性、悪性)、血管障害、神経外傷、脊椎・脊髄疾患を主たる治療対象としていま す。小児では上記疾患に加えて先天奇形も重要な治療対象疾患です。また不随意運動や 痛みを改善する機能脳神経外科も含めて幅の広い分野における疾患に対して、我々は 手術や血管内治療という外科的手法を用いて命を救うのみでなく、機能を維持、改善 することを目指しています。日々の臨床から生ずる疑問を解明すべく、疾患の病態解 明、更なる治療技術の改善を目的とした基礎研究、臨床研究も大学の使命です。高齢者時代を迎えた今、求められる医療は病変のみを取り除くことでなく、病に苦しむ患 者様の機能改善と長期予後の両立を目指した“やさしい脳神経外科”の実践をモットー にしています。
 
 腎臓内科学
どんなに暴飲暴食をしようと,逆に1日なにも食べられなくても,何も起こらないのはなぜでしょうか?これは,腎臓がバックグラウンドで24時間働いていて,多い場合は排泄し,少ない場合は保持しているからなのです.このような腎臓の機能は,生物が陸上に上がってから,発達してきました.
腎臓の病気というと,蛋白尿などの構造的な異常にもとづく病態を思い浮かべるでしょうが,それだけでなく,「体内の環境」がうまく保てなくなる病態が重要であるあることがわかります.さらに腎臓には内分泌機能もあるので,その機能の異常は,高血圧,貧血,骨代謝異常など,さまざまな臓器の問題を引き起こします
このように腎臓は,非常に多機能な臓器で,その研究にはさまざまな手法が使われています.さらに,腎機能が廃絶した透析患者の病態を解析することによって,さらに腎臓の機能が明らかになると考えられます.
 
 神経内科学
わたしたちの身体には、すみずみまで神経組織が分布しており、そこから刻々と情報が脳に送られます。脳はこれらの情報を統合し、判断し、対応を決断し、指令を発します。それらの指令は、再び神経組織を介して、全身の筋肉に伝えられることで、適切な行動が可能となります。この人間としての根源的な活動を支える、脳、脊髄、末梢神経、筋肉におこる疾患を、内科的に診断・治療を行う診療科が神経内科です。今日においても、原因や治療法が未解決の難病が多いのですが、再生医療等の近年の医学の急速な発展が臨床応用されようとしているのは、まさにこの神経領域です。
 
 呼吸器内科学
呼吸器内科学は内科の内、呼吸器疾患を中心に診療、研究する内科学分野です。呼吸器疾患とは、腫瘍性疾患の肺がん、石綿で有名になった胸膜中皮腫、感染症である肺炎・肺結核、近年増加傾向が止まらない気管支喘息・慢性閉塞性肺疾患(COPD)、美空ひばりさんも煩った肺線維症、新幹線居眠り事件で社会問題になった睡眠時無呼吸症候群など守備範囲はとっても広いです。ほとんどの人は「咳」をしたことがあると思いますが、長引く咳で来院される人も多く、その診療も得意とするところです。呼吸器内科は内科の中でも永く患者さまと付き合う必要のある分野で、その人となりと付き合うことができ人生勉強もできます。呼吸器内科医は相対的に不足しており、将来の可能性の高い分野です。救急もある、じっくり考えてもみたい、感染症も腫瘍学も習得したい、そういう人にはとっても興味の尽きることのない診療科だと思います。
 
 立証検査医学(シスメックス)<寄附講座>
医療の現場では、問診、診察、検査により、診断や治療方針の決定がなされます。なかでも検査は外見からではわからない身体の情報を客観的に表し、医師は無数にある検査を適切に自在に使いこなせることを求められています。ところが検査には疑陽性や疑陰性が付きまとい、必ずしも結果の解釈が単純でない場合もあります。私たちは、無数にある検査に関する報告を統計学的手法を用いて客観的に評価し、これに基づいて検査診断体系を構築し、臨床現場にフィードバックしようとしています。一方で、現在使われている検査が必要にして充分であるわけではありません。Scienceが日々進歩するのに応じて新しい検査が開発され、今までの検査を含めて医療現場で役立つもののみが残っていくという新陳代謝を繰り返しています。私たちも新しい検査法を開発し、自分たちの手でその有用性を検証しようとしています。
 
 免疫・感染内科学
「免疫」は疫(病気)を免れるための巧妙な生体機構で、水疱瘡やりんご病などの「二度なし現象」はその代表的です。ところがこの免疫システムも変調を来すことがあり、本来外敵(非自己)から疫を免れるための免疫機構が、さまざまな理由で「自己」に対して向けられてしまうことがあるのです。このことを「自己免疫」といいます。実際に、「自己免疫」が原因で生じる疾患があり、リウマチや膠原病といわれるものがその代表です。これら「自己免疫疾患」を診断し治療する専門家を育成し、「自己免疫疾患」の原因解明と治療法を開発するのがわれわれの使命です。自己免疫は「どうしておこっているのかまだわかっていない」現象です。臨床の現場においても同様で、膠原病はいまだに「原因不明の難治性疾患」として位置付けられています。我々とともに、皆さんの柔軟な脳みそでこの難解な自己免疫現象を解き明かしてみようではありませんか!
 
 小児科学
私達は、新生児集中治療室で体重が500グラムにも満たない小さな赤ちゃんを助けたり、不治の病といわれた筋ジストロフィーの遺伝子治療、白血病に対する骨髄移植や臍帯血移植、小児腎不全に対する腎移植など、小児のあらゆる分野で先進・先端医療に取り組んでいます。また、こども達のこころの病にも対応すべく、発達行動学にも積極的に取り組んでいます。また、東南アジアとの国際交流も盛んに行っています。このように、次世代を担うこども達の健康と明るい笑顔を守るため、「輝く小児科医」をモットーに最先端の診療・研究推進と視野の広い医師の育成に当たっています。
 
 呼吸器外科学
原発生肺癌をはじめとする肺疾患,縦隔疾患,胸壁疾患に対して手術療法を中心とした集学的治療に取り組んでいます。呼吸器内科、放射線科および病理部のメンバーと呼吸器グループを形成し、患者様のQOLを第一に考えた診断・治療を追及しています。
 
 災害・救急医学
1995年1月17日に起きた阪神・淡路大震災を契機として、わが国に最初の災害医学の研究拠点として設立された教室です。平時において、地域の救急医療の提供、とくに重症救急患者への救命救急医療を中心に医学生および研修医の教育、研究を行っています。また、病院前救護におけるメディカルコントロール体制の充実強化に向けて救急救命士への助言指示体制の強化や再教育に力を注いでいます。また災害医療体制の充実強化に向けての整備や災害医学教育プログラムや災害医療評価に関する研究を行い、ヘリコプターによる事故現場への医師、看護師の派遣し現場からの医療を開始して一人でも多くの命を助けるために努力しています。さらに、災害や大規模事故発生時には、迅速に特別な訓練を受けた災害派遣医療チーム(DMAT)を災害現場等で派遣し、消防機関等と連携した救命活動を実施し、国際的視野を持った救急医の育成を図っています。
 
 病態検査医学
臨床医学は、病気の予防・診断・治療三つからなっています。検査(臨床検査と総称します)は病気を未然に防ぐため、病気の診断をつけるため、治療の効果を判定するために必須のものです。検査法の選択・解釈は臨床医にとっては基本技能であるとともに、最先端の検査法を駆使することにより高度な治療を成功に導くことも出来ます。私たち病態検査医学講座では、そのような臨床医学に最大限寄与できる検査法の確立を目指しています。
 
 腎泌尿器科学
男・女性の尿路および男性生殖器疾患を主な対象としており、近年の社会の高齢化とともに前立腺癌の増加等さらに専門科としての重要性が高まってきています。最近の技術の進歩に伴い、より侵襲が少なく、患者の生活の質を考慮した診断や腹腔鏡を用いた外科的治療法が行われるようになってきています。
詳しくは、ホームページをご参照ください。
 
 食道胃腸外科学
食道胃腸外科では主に消化管の外科的疾患を扱い、その大部分は癌を対象としており、癌の制御という腫瘍外科の側面と鏡視下手術をはじめとする低侵襲、機能温存といった技術的側面の統合を目指し臨床を進めています。さらに化学療法、放射線治療などを組み合わせたいわゆる集学的治療を積極的に推し進めるとともに、研究面では遺伝子治療や免疫療法などの先進医療の開発に力を注ぎ、癌ワクチンや遺伝子治療などの臨床試験を開始する予定で、新たな外科治療のインパクトを追求しています。
教育面では、ドライ・ラボを用いて鏡視下手術の基礎手技習得のための直接指導を受けることが可能であり、初期研修のみならず医学部実習に積極的に取り入れています。さらに、消化器外科の基礎的手技である虫垂切除術、ヘルニア根治術や腸切除、消化管吻合などの手技を初期研修の段階から経験することが可能です。
 
 整形外科学
整形外科が扱う疾患は骨折のみならず、スポーツ医学、股関節外科、骨軟部腫瘍学、脊椎外科、肩関節外科、手の外科、リウマチ外科、小児整形外科、末梢神経外科、マイクロサージェリー、リハビリテーション医学と極めて多岐にわたっています。特に、関節の靭帯・軟骨傷害などのスポーツ外傷に対する関節鏡を用いた機能再建手術、高齢者の変形関節症に対する人工関節手術は症例数も多く、新しい低侵襲の術式やナビゲーション手術(コンピューター支援手術)の開発も行っています。臨床的な診断学および治療学の裏付けとなる基礎学問的背景についての研究も活発に行っています。
 
 心臓血管外科学
心臓血管外科の歴史は未だ50年程度ですが、その間先人達の病む人々を助けたいという情熱と絶え間ない努力の結果、現在の安定した手術成績が得られるようになりました。当時のこの情熱は月にロケットを着陸させたいというパイオニア達と同じ感情であったに違いありません。
 従来危険な手術であった心臓血管手術はさまざまなテクノロジーを開拓により支えられてきました。人工心肺の確立、安全に心臓を停止しうる心筋保護液の開発、脳保護をはじめとする臓器保護の安全性向上、心移植の確立、人工臓器の開発、未熟児に対する心臓手術の確立など目をみはるものがあります。
 今後我々はこれらの成績をより安定させ、術後遠隔期におけるhigh qualityな手術、周術期管理を開拓していく必要があります。そのためにはいつの時代においても若い人たちに情熱が必要です。この分野に興味をもつ人たちがひとりでも多くいてくれることを願います。
 
 循環器内科学
循環器内科では、救急治療として冠動脈疾患治療部において心筋梗塞、重症心不全、心室頻拍・細動などの致死的不整脈など重症循環器疾患の急性期治療、全身管理法を研修します。一般病棟では慢性循環器疾患の診断法、薬物療法のポイント、カテーテル治療や外科治療の適応と術式の選択、ペースメーカー・埋込型除細動器について学びます。冠動脈疾患には新しい光干渉断層映像法を用いて詳細に病変を評価し、高度先進医療であるエキシマレーザー治療を行い、新しい心不全治療法として心臓再同期療法を積極的に行っています。カテーテル治療と外科治療を組み合わせたハイブリッド治療も行っています。心臓核医学ではPET検査も導入されました。肺高血圧症に新しい肺動脈拡張療法を積極的に進め、肺血栓塞栓症の院内発症予防に取り組んでいます。高脂血症、高血圧、肥満など生活習慣病の評価・治療・管理を学び、患者の病態に則した生活指導法の修得を目指します。
 
 放射線医学
放射線科をイメージできる人は,少ないと思います.放射線医学は3つに分けられます.@患者さんの診断を迅速に正確に行うため,放射線技師に診断に必要な撮影法を指示し,CT,MRIなどの検査を行い,内科,外科などの臨床科にその結果を画像診断として報告し,適切な治療に誘導する.A癌治療の3本柱の一つ,放射線治療を行う.最近は,放射線治療,抗癌剤を用いる化学療法,手術を統合した集学的治療が進み,重要性が増しています.B血管造影という検査法があります.カテーテルという細い管を血管の中に進めて,血管のX線写真を撮る診断法です.これが発達し,身体の深部に進めたカテーテルを使い,治療する方法が進歩しました.手術と違い身体を大きく傷つけずに治療できます.これをインターベンショナル・ラジオロジーといいます.これは,放射線科が,外科をリードしている分野です.
これらの領域で医療の向上のため,臨床研究を進めています.
 
 小児外科学
小児の外科疾患特に、新生児(生まれたばかりの赤ちゃん)の外科疾患の病態生理に関する研究、先天異常に関する研究、新生児,乳幼児外科における新しい手術法の開発、などを行なっています。また、新生児に対する人工臓器の新たな開発は、現在進めている低容量、高信頼性のシステムの開発をめざしています。さらに、組織移植および臓器移植についてはそれぞれの直面している問題の解決策として、組織工学の手法を用いた新たな移植モデルの開発を考えています。できるだけ早い時期に臨床応用できるよう、従来の考えにとらわれることなく自由な発想で研究を展開していきたいと考えています。
 
 皮膚科学
皮膚科では、皮膚悪性腫瘍、皮膚アレルギー疾患、自己免疫疾患、光線過敏症などの様々な疾患に対して高水準の医療を提供しています。当院皮膚科は本邦でも有数の光医学の拠点であり、色素性乾皮症をはじめとした光線過敏性疾患に関して日本全国から患者様を紹介して頂いています。治療面では皮膚悪性腫瘍に重点をおき、“光線力学療法”や“悪性黒色腫のセンチネルリンパ節生検”(高度先進医療に認定)を導入した治療を行なっています。研究面では、これらの皮膚疾患に関する臨床および基礎研究を行ない、治療にも応用しています。特に光線過敏症、皮膚アレルギー、皮膚悪性腫瘍に関連した研究に力を入れており、多くの成果を発信しています。
 
 総合診療内科学
内科疾患全般、ならびに日常の健康問題の大半を対象とし、全人医療、包括医療、継続医療、家庭ならびに地域社会を観点に入れた外来・入院診療を目指しています。幸い平成17年度より文部科学省地域医療等社会的ニーズに対応した医療人教育支援プログラムに採択され、臨床教育にたいする多大な財政支援を受けています。一つの試みとして、北米での臨床教育上の良い点を学ぶべく、「大リーガー医」の招聘を開始し、既に4名に来ていただきました。さらに平成18年度より学生・研修医・専攻医に対して、チーム医療の実践を主体とした臨床教育を目的とし、「総合病床」運営を開始し、高いレベルの一般内科研修を提供しています。
 
 老年内科学
2006年、本邦の高齢者は全人口の20%を超えて世界一の長寿国です。高齢者の増加に伴って、病院を受診する高齢者の割合は60%以上にも達しています。高齢者医療の問題は医療に従事する者として重大な課題といえます。高齢者は一般的に多くの疾患を併せ持つことが多く、総合的な内科治療が必要です。そのため、内科医として特定領域に偏らず多くの疾患に対応することが大切です。一方で、内科各分野における専門化・細分化が急速に進んでおり、ヒトを中心にした全人医療を担う内科医の育成が求められています。私達の教室では、内科学全般に対する基本的臨床力を養うことを重視し、一般内科医としての素養を身につけながら、超高齢社会にも対応できる専門性を持つ内科医の育成を行っています。また、来るべき超高齢社会に対応できるよう臨床研究や基礎研究にも鋭意努力をしています。私たちと一緒に、高齢社会医療の新しい未来を構築していきませんか?
 
 肝胆膵外科学
肝胆膵外科では腹部の臓器のうち、蛋白合成や解毒などを行なっている肝臓、血糖を調節している膵臓、消化に関与している胆嚢などの病気を先端的な医療技術を駆使して治療しています。一般的に腹部臓器の中でも肝胆膵領域の癌は悪性度が高く、治療に難渋する場合が多いですが、神戸大学では肝臓の癌に対しては外科的切除や肝動脈塞栓療法等と独自の技術である経皮的肝灌流を組み合わせることにより、また膵臓の癌に対しては外科的切除、局所動注療法、粒子線照射などによる集学的治療で良好な成績を得ています。さらに膵胆道系の悪性度の低い疾患に対しては、患者様の負担を軽減するため積極的に腹腔鏡下手術を実施しています。一方、肝不全やI型糖尿病などの機能不全に陥った臓器の治療としては移植がもっとも有効な手段ですが神戸大学は生体肝移植、膵臓移植、膵島移植の三つの移植が行なえる国内有数の施設となっています。このような先端的治療を求めて国内外の40大学以上から患者紹介があり、今後はこれらの診療をさらに発展させたいと考えています。
 
 糖尿病・代謝・内分泌内科学
内科学研究は、疾患の病態生理を科学的に解き明かすことを目的とした実験的研究と、実際の患者様を対象とした臨床的研究を二つの柱として成り立っています。これらより得た成果を臨床にうまく応用することができれば、多くの患者様にとって福音となるような有効かつ安全性の高い新たな診断・治療法の開発も可能となるのです。また、研究を通じて養われる現象の裏にある本質を理解する能力、疾患・病態のメカニズムを見据えてより良い医療に生かす能力は優れた実地医療を行う上でも必要欠くべからざるものです。私たち糖尿病・代謝・内分泌学分野では、糖尿病などの生活習慣病や内分泌疾患の遺伝的背景や病態生理、成因を明らかにし、代謝・内分泌疾患の原因遺伝子の分離同定や、発生工学的手法を用いた病態モデル動物の開発および解析を通じて、生活習慣病や内分泌疾患の分子病態を明らかにしようとしています。
 
 精神医学
精神神経科学分野では患者心理の理解、安心と信頼の医師・患者関係を診療の基本としています。
主な研究分野としては痴呆など老年期疾患、うつ病、児童思春期疾患、統合失調症などで、常に臨床への還元を目的とした研究を心がけています。
精神医学は生物学を一つの核とする一方で、心理学、人類学、民俗学、社会学、教育学、歴史学、宗教学、文学などとの関わりも深い、非常に学際的な領域です。学部教育においては、適切な医師・患者関係、患者心理を学生に指導・教育することをわれわれの第一の使命としています。
卒後研修においては、幅広い知識と確実な技能、さらに困難を抱えた患者への深い共感を身につけた精神科医の養成を目標としています。
 
 


在宅医療の様子
【へき地医療学<寄附講座>】


早期胃癌に対する内視鏡的粘膜下層剥離術の様子
【消化器内科学】


健常人ドナーよりの骨髄採取
【血液内科学】


遺伝子を取り出し、解析を行っている
【薬物動態学】


診療風景
【耳鼻咽喉科頭頸部外科学】


手術の風景
【脳神経外科学】


血液透析の様子
【腎臓内科学】


脳幹部のMRI
【神経内科学】


小さな未熟児に対する採血処置
【小児科学】


学生教育実習
【災害・救急医学】


手術の風景
【腎泌尿器科学】


内視鏡外科手術の様子
【食道胃腸外科学】


心臓手術風景
【心臓血管外科学】


小児外科手術
【小児外科学】


光線力学療法による皮膚がんの治療
【皮膚科学】


チャートカンファレンスの様子
【老年内科学】


生体肝移植手術の様子
【肝胆膵外科学】


インド洋大津波の後、ガジャマダ大学にて
(被災者のメンタルサポートに関する講演)

【精神医学】

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